減価償却ってなに?
投資を始めると、企業の決算書や解説記事に必ず出てくるのが「減価償却」という言葉です。
一見むずかしそうに見えますが、シンプルに言うと
👉 会社が買った設備や建物の費用を、使える年数に分けて少しずつ経費にしていく仕組み
です。
たとえば、会社が100万円の機械を買ったとします。
この機械は5年間使えるとすると、毎年20万円ずつを経費にする、という考え方になります。
日常生活にたとえるなら、パソコンや車の値段を「使える年数で分割して消耗していく」イメージに近いです。
なぜ投資家に関係あるの?
減価償却は、投資家にとって「利益」と「お金の流れ」の違いを理解するうえで欠かせません。
- 会計上の利益(PL):減価償却費が毎年経費として計上される
- 実際のお金の流れ(キャッシュフロー):機械を買った年にまとめてお金が出ていく
この違いがあるため、
- 黒字なのにお金が足りない会社
- 赤字でも現金が手元に残っている会社
が出てきます。
つまり、減価償却を知っていると「なぜ利益と現金が一致しないのか」を理解できるのです。
減価償却が投資指標に与える影響
投資家がよく見る EPS(1株利益)やROE にも減価償却は影響します。
また、設備投資の大きい業種(製造業・電力・航空など)は減価償却費も大きいため、投資判断に直結します。
さらに、減価償却費の大きさを確認することで、
- 設備が古くなっていて更新が必要か
- 今後どれくらい投資が必要になりそうか
といった会社の将来像も見えてきます。
投資初心者がチェックするときのコツ
「減価償却ってむずかしそう」と思う人も、以下のポイントだけ押さえれば十分です。
- 財務諸表で 「減価償却費」や「設備投資額」 をざっくり確認する
- フリーキャッシュフロー(FCF)を見るときに、減価償却が「足し戻される」仕組みを理解する
- 成長株よりも、成熟企業の分析で役立つ知識と考える
まとめ
減価償却とは、会社が買った資産の費用を「何年かに分けて少しずつ経費にする仕組み」です。
投資初心者にとっては、利益とお金の流れの違いを理解するカギとなります。
財務諸表を読むときに「減価償却」の意味がわかれば、数字の裏側がぐっと見えやすくなりますよ。
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